あなたが大切な人にできる5つのことー1
今日は台東区主催の自殺対策講演会の講師でした。
今後、講演会の内容を少しずつでもシェアします。
大切な人(悩んでいる人)にできる一つは
「ゲートキーパー」になること。
ゲートキーパーとは「命の門番」。
決して専門家の役割ではなく
だれもゲートキーパーになれる。
ゲートキーパーの大事な役割は5つ。
悩んでいる人に
1、気づく
まず、悩んでいる人に気づく。
気づかないと声もかけられない。
基本は、よく「目」をみること。
ポイントは
普段からみていること。
下を向いているからうつではなく
いつもとどう違うかが大事。
2、声をかける
気づいても声をかけないともったいない。
声のかけ方は、
「大丈夫?」の気持ちは大事だけど、
それよりも
「具体的、身体的」なことがいい。
「何時頃寝られてる?」
「肩、こってない?」
「朝食、食べられてる?」
こういう具体的、体のことのほうが
答えやすい。
3、話を聴く
「聴」の漢字は、耳+目+心
ただ内容を聞くだけでなく
五感すべてで聴く=感じる
「聴いているよ」という
メッセージを伝える。
4、つなげる
重すぎる話など
一人でかかえきれないときは、
必要な支援につなげる。
必要な支援とは
医療など専門家もあれば
場合によって家族や友人でもある。
迷ったら、保健所(保健センター)へ
電話すれば基本的につないでくれる。
5、見守る
見守るとは、信じること。
24時間ずっと見てはいられない。
その人が元気になると信じる。
可能性を信じる。
それはつまり、
自分を信じられる自分に
なることが大事。
(参考)あなたが大切な人にできる5つのことーその2